欠席課題

『釣りはお金のかからない趣味というのは本当か?』

ゴルフは金持ちの趣味、釣りは大衆の趣味というイメージが世の中一般であるが、釣りはお金がかからないのか?

いや、そんなことはないと釣り人なら言うであろう。私が以前行ったことのあるゴルフコースではプレイ料金1万5千円ほどであるが、釣堀や乗合船でもエサ代など入れればそれくらいかかってしまう。道具にしても凝り始めると竿やリールなど一式揃えると数十万円は軽くいくし、お金をかけだしたら際限のない底なし沼である。

決定的なのは交通費であろう。ゴルフは何処に言ってもスコアは変わらないが、釣りの場合は遠征するほど良い釣果が見込める場合があるのだ。ここが落とし穴で、内陸に住んでいると海に行くだけでもお金がかかる。結局、仕掛けやエサなど1日海釣りで沖に出ようものなら、1回の釣行で1万5千円~2万円くらいかかってしまうのだ。

とは言え、安く済ませて満足できる釣りも確かに存在する。サビキ小物釣り、テトラ穴釣り等なら、交通費を除けば1000円もかからない。
私自身、子供の頃自転車でいける近場の海で釣りを楽しんだ。家を掃除したら発掘した父親のワカサギ用のサビキ仕掛け1つと冷蔵庫にあったちりめんじゃこで、のべ竿30分ほどで鰯や小サバを何匹も釣った。また、穴釣りもコスパが良く、夏はキジハタ、冬はクロソイ、通年はカサゴなど満足のいく釣りを十分楽しめる。

お金を掛けてボウズより、ケチケチ釣りでニッチな釣りを目指したい所だ。道具もカゴ売りの中国製で十分釣れる。子供のようなお金のない時でも楽しめ、大人になっても工夫次第でお金をかけずに楽しむこともできるというのは魅力的であろう。あとは交通費だが、これだけは燃費の良い乗り物で釣りに行くしか答えはないだろう。釣り場にいくと、竿をさせるようになっている改造が施されたカブが止まっているのはこの燃費問題を考えてなのかな、なんてカブを見て考えだすようになったら君も立派な釣り好きだ。

 

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