今年一番興味をもった事件について

今年一番興味をもった事件について

総合政策学部4年

長内あや愛

 

今年一番興味をもった事件は、小松菜のおいしさである。今まで食べた小松菜の中で一番美味しかった!その驚きをもとになぜ違うのかを調べてみると、種の違いであることがわかった。現在私たちが食べている野菜は、「その種がいつから作られているものなのか」ということが、野菜を食べる意義に非常に大きく関わっていることをご存知だろうか?
現在都内近郊で店頭に並んでいる野菜は、そのほとんどがF1種である。F1種は、交配させて1代目の世代のことであり、その後子孫をのこした場合はF2、F3と呼ばれる。F1種が店頭に並んでいるということは、「優性遺伝の法則」にのっとり発現する特徴の変化が少ないということで、子孫をのこさずに1代限りで摘み取る農業がほとんどであるといえる。つまり、成長がはやく、味もいい、コストも安い野菜が市場に出回っているのである。一見きこえはいいが、食べ物を食べる本来の目的である栄養価の面ではどうだろうか。

F1、2、3、、の他になにがあるかというと、野菜の種はもう一つ、「固定種」というものに大別されている。固定種は、1番よくできた野菜の種を取って、その種を植えて、またその中で一番よくできた野菜を作っていくという方法で長い時間をかけて気候や風土にもまれながら品種が変化してきたものである。

つまり、本当の固定種というのは、江戸、明治の時代から食べ続けられてきた品種ということになる。

ここで私の取り上げたいF1と固定種の1番の違いは「生命力」である。F1はその代だけ生きればいい生命力したもたない種であり、固定種は今後ずっと生き残らなければいけない種である。

栄養や吸収率、本来「食べる」ということが違うと考えている。

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