鳥獣戯画展
先日、東京上野にある東京国立博物館平成館で開催されている鳥獣戯画展にいってきた。私は、この展覧会にいくまでに、3つの疑問が漠然と思い上がりました。まず1つ目は、自分自身がこのような歴史書物に関連する展覧会にいったことがあったのかというちょっとした疑問です。今まで、歴史を懐古するといった行為に意味を感じれず、なかなか自分自身から興味をもって行動を起こしたことがなかったとあらためて気付かされた。それだけでも今回の課題テーマの意味があったのではないかなと一人で考えながら、足を進めていました。もう1つ目の疑問は、実際に見た後に、なにをかんじとればよいのかという大前提となる疑問だった。なかなか、芸術や美術に対しても感度が低い自分が、いかにこのような国宝絵画を感受性高くみることができるかものなかのかいささか疑問であった。また、国宝絵画の中でも、最も有名な絵画ともいえる『鳥獣戯画』を自分自身がみる価値があるのかといった一種の自己否定に悩まされながら、展覧会に向かっていた。最後の疑問が、東京国立博物館は国立とわかるが、日本にはなぜ名前から国立か区立か市立か都立かなどわかりにくいものが多く点在しているのだろうといったどうでもいいような疑問を少し頭の片隅に感じていた。
ここまで、自分自身が展覧会にいくまでの正直な心情を書き連ねた。これからは、実際に見て、正直自分自身がどのように感じたのかをありのままに書いていきたいと思う。率直な感想は、なにか偉そうな動物の絵というのが本音である。しかし、絵のなかに書かれている動物達はたしかに可愛かった。この絵のなかにいる動物達の可愛さだけでも一見の価値はありそうだ。特に、リスの描写が自分は気に入りました。かわいいことはもちろんだが、絵にリスが描かれていること自体が、美術史学的にも非常に重要な意味があるといった説明を受け、大きな納得しました。たしかに、このような興味がそそられる部分はあったのは、事実だが、よくもわるくもそれだけだった。やはり、自分にはまだまだ前のめりになった釘付けになるほどの感受性の深さは備わっていないと痛感もさせられました。