良質ニットのすすめ

2017/11/17 2017秋, 沖野のぞみ

 

11月も半分が過ぎ朝夕と冷え込む季節になってきたが、本格的な冬を迎える準備はもうお済みだろうか。

 

冬支度に欠かせないアイテムとして多くの人があげるのがニットセーターだろう。細身のパンツやタイトスカートに合わせるだけでなんだかオシャレに見えるし、何より暖かい。ここ数年続いているニットブームも手伝い、「とりあえずニット着ておけば大丈夫」な気がしてしまう。だが、流行のもこもこセーターは、肩幅のある人が着るとよりガタイが良く見えてしまうし、細身のモデルさんがやると可愛らしいオーバーサイズも、胸の大きな人が着るとマタニティウェアに成り下がる。ニットセーターは、私のようなガッチリ体型女子にとっては意外と難しいアイテムだと思う。

 

そんな私と同じ悩みを抱える方に紹介したいのが、ジョン・スメドレーのニットアイテムだ。

30ゲージという細かい網目のニットが特徴のこのブランドのウェアは、体によくフィットし首や腕をすらっと長く見せてくれる。最高級のコットンと厳選されたメリノウールのみで編まれたニットは軽く肌触りが良い上に、保温性にも優れている。デザインも、レディライクながらカジュアルなものが多く、遊び心を忘れない大人っぽさを演出してくれる。お値段は少々張り、一番安い物でも30000円ほどだが、その着回しのしやすさから、金額以上の価値を感じることができるだろう。英国の歴史あるニットを身につけて、コートを脱いでも上質なレディを目指してみてはいかがだろうか。