衆議院選挙の感想

「衆議院選挙の感想」

総合政策学部 3年 長内あや愛(おさない あやめ)

 

今回の衆議院選挙について、日本の大学生の1人として感想を述べようと思う。今回の衆議院選挙での注目ポイントは、希望の党がどのくらい議席を伸ばすか、立憲民主党の議席数が伸びるか、そして自民党の議席数にどのくらいの変動があるのか。世間一般の多くの人からも最も注目されていたポイントだと思う。

特に私の住んでいる地域は、東京10区。小池百合子氏の地盤を引き継いだ希望の党の若狭氏が勝つか、自民党から期待の念で送り込まれた鈴木氏が勝つか。与党、野党の勢力を左右し、希望の党自身の盛衰にも関わる大切な選挙区である。

 

結果、自民党の鈴木氏が勝利した。立憲民主党と希望の党はほぼ同じ議席数を獲得し、自民党は単独過半数を守った。小池百合子氏の地盤を引き継いだ小池陣営の若狭氏が負けた、大きな変化である。

では、実際何が変わったというのだろう。

今までの10区の当選者を追うと、自民党の小池百合子氏が絶対的な人気を誇り長年圧勝→小池百合子氏が都知事選に出ることによって、補欠選挙が行われ、元自民党で都知事選で一番貢献した若狭氏が引き継ぎ当選→自民党の鈴木氏が当選。10区の住民は「政治が落ち着かない、コロコロ変わってしまって安心できない。」というが、人は変われど、自民党寄りの人が当選しているのである。何も変わっていないと思う。

 

でも、この盛衰が、”安心できる政治”であるのではないかと考える。結局10区は自民党になったわけだが、それならばずっと自民の誰かがやっていればよかったではないか、というわけではない。日本国民、東京都民が納得して、安心して暮らせるためには、若狭氏が必要だったのだ。ずっと同じ政党であるとか、一人の人が治めているとかではなく、何かがある度に、その時々の状況で議論がなされ、交代していく形が、より良い形を追求し続けるという意味で、安定した状態と言えるのではないかと考える。

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