インディアンカレー

「インディアンカレー」

総合政策学部3年長内 あや愛(おさない あやめ)

 

東京TOKIAビル地下にあるカレー屋さん、「インディアンカレー」。大阪に7店舗、兵庫に1店舗、東京に1店舗を展開していて、創業は1947年。”ハヤシライス”や”ピラフ”のメニューもあるが、カレールウを使ったメニューは、インディアンカレーとインディアンスパゲッティの2つ。訪れた全員が“インディアンカレー”を頼むという。なぜ”インディアン”かというと、創業当時、インドの先生にカレー作りを教わったお店だから。

カレーを注文して、カウンターのみの店内に座ると、5秒でカレーが目の前に置かれる。辛いものが不得意な私は不安でいっぱいになりながら、カレールウをほかほかの白いご飯とからめ、口に入れた。口に入れたとたんに、想像していなかった甘さが広がった。野菜の甘さとか、お肉の甘さ、というようなほんのりと感じる”甘さ”ではなくて、甘い!!しかし、「あ、甘い」と思った時には、口の中が麻痺するように辛いことに気がつく。とにかく、辛い。喉までヒリヒリとして、目から涙がでて、汗が噴き出すほど辛い。味なんてない。水を飲んでも、辛い。1口目で続きを食べることに絶望した。

こんなに辛いカレーは、一体どんな人が食べられるのかと、店内を見回すと、一人客しかいない。客層は、仕事の合間にきた人のみ。スーツを着たおじさんや、OLの若い女性まで様々な人が仕事の合間に、このカレーを選んで食べにきている。席に座って5秒後に出てきたカレーを、水を飲まずにバクバクバクっと勢いよく食べて、ものの15分ほどで全員去っていく。きっと時間をおいてしまうと辛いから、口がしびれないうちに食べきってしまうのだろう。
一通り人間観察をしていると口が落ち着いてきた。食べるコツをつかんだ気になった私は、水を勢いよく飲んで、食べることを再開した。水はすぐさま、ピッチャーを持った店員のおばさまが継ぎ足してくれる。時間をかけ、完食した。辛いけど甘い、食べるほどに次の一口を食べたくなる、カレーである。

後日HPを見ると、「個性的な辛さで、「あかん」ってよく言われる」と書いてあった。辛いものが苦手な私だから、すごく辛く感じたのかと思ったが、そうでもないらしい。是非、コツを心得てから、行って欲しい。

 

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