ララランド(代理課題)
軽やかな音楽とともに始まった。
アカデミー賞を受賞したララランド、華やかな映像と音楽、有名女優に俳優。
そのすべてが輝いて見えた…ようだ。
音楽は好きだったが内容はちょっと眠かった。よくあるボーイミーツガールの話だし、結末もまあある程度予想されたハッピーエンドだった。昔ながらのジャズをやりたいという男性の言葉も女優になりたいという女性の言葉もなんだか陳腐なように聴こえてしまった。(古き良きジャズを、という白人である男性と敵対する存在は黒人の友人で社会的背景で言えばそれはおかしいんじゃないかという話はまた別の話)
ストーリーはともかく、演出は面白かった。ミュージカルをさらに洗練させたような内容でカメラワークや色使い、モノの使い方等一つ一つに工夫やお金がかかっている。本当に“ハリウッドらしい”作品なのだ。
文化的、芸術的な作品としてはやはり背景が少なく、劣るかもしれないけれど観る観客を楽しませるエンターテイメントとしてはまさに1級品だったのだろう。
演劇ではなく、これはショーなのだ。
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