スラムドックミリオネア

スラムドックミリオネア

アカデミー賞受賞作品ということで、好意的なスタンスで見始めたのですが、どうも乗り切れない。「アカデミー賞作品なんだからいいはず」と思いながら見たので、逆にハードル上がったか?

TSUTAYAでレンタルしたのですが、ジャンルとしてはヒューマンとなっていますが、話の本筋はミステリー。 彼はどうやって答えを知ったのか、はたして不正はあったのか。ネタばらしですが結論を言うと、不正はなく、彼の人生の中に答えが散りばめられていた、ということでした。

前半は、主人公兄弟の過酷な生い立ち・境遇の話。きっとインドのスラム街では今もこういう子たちいるんだろうな、なんて思いました。問題の正解は、彼が今まで歩んできた人生に散りばめられていました。この辺はうまい。無学の彼は、次々に正解を重ねてゆく。

後半になっていよいよ主人公にも分からない問題が出てきます。そこで司会者から答えを教えてもらうのですが、実はそれはウソ。主人公はそれを見破って見事正解するのです。 何でウソだとわかったの?その描写がないー。運?偶然?そこは説明がないと納得できないでしょ。

さらに最終問題は物語の冒頭でチラリと出た話題なので、見ている側は「おおっ」とニヤリとしたのですが、全くのノープランで正解。

これも運?偶然?エンディングで示されるのは「運命でした」。

おーい、そりゃないでしょ。「運命」で片づけられたら何でもできるわい。せめて、最後にヒロインと電話がつながったんだから、ヒロインは答え知っててよ。

(当然、なぜ知っていたかの描写も必要)

 

それが「伏線→回収」もしくは「フリ→オチ」でしょ。

また、最後ヒロインと駅で出会う説明もなし。運命だから出会うの?電話を切る前に「あの駅で待ってる」など一言あればいいのに。

 

あれか。インド映画だから踊れりゃいいのか。

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