代理課題 『和』
和食、和室、和服、和風。日本というものを示すための言葉、それが和である。だが、本当に和を感じる機会は少なくなってしまっているような気がする。
例えば、和室。最近和室に入ったのは実家に帰った時くらいである。最近の家はめっきり和室が減り、縁側なんてある家なんてそうそうない。どこもかしこも洋室になり、中には洋風どころか、それどこの国のテイストの家?なんて洒落たデザインの家が増えてしまった。
和食に関してもそうである。例えばファミレスの和食フェア。和食フェアと言っておきながらそのセットには食後に珈琲がついたりする。せめて温かいお茶にしていただきたいものだ。はたしてこれで良いのだろうか。2020年に開催される東京オリンピック、海外から来る人はおそらく日本というものを楽しみに来るだろう。それなのに、実際に来てみたら自分の国にインスパイアされた物がたくさんあり、日本らしい「和」が感じられないどころか下手したら母国を感じられてしまう。それではあまりにも悲しいではないか。せっかく日本を世界に発信する機会が将来あるのだから、今一度「和」を国内で広く再認識し、本当の「和」がなんなのかを広めていく必要があると考える。
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