優先席の戦い

みなさんは優先席に座れますか?けっこう意見がわかれるところなのですが、座る、座らないに関わらず理由も様々です。結論から言いますと、僕は座る派の人間です。「え、優先席だよ。」、なんて声が聞こえてきそうですが、いやいや、もちろん僕だって、[優先]すべき人が現れたら、優先席じゃなくたって譲りますよ。ただ、僕も最初は、優先席に座れない人でした。なんだか、電車をほぼ利用したことのない田舎者には、あの違う色の座席に座ることは、大罪に感じてしまうんですよね。しかし、あるラジオCMの「優先席は気持ち良く譲るための席」というフレーズが、僕を優先席にへーきで座る人間にしてしまった次第です。
ところで、優先席に座っていて(まぁ優先席じゃなくても)出てくる問題が、「この人譲るべき?」問題。みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。座っている自分の眼の前に、登山帰りのしわくちゃのおじいちゃん、おばあちゃんが現れたり、もうすぐ退職するであろう、ロマンスグレーのサラリーマンが現れたり、「え、この人に席譲った方がいいの(汗)」ってなることです。そうなると、途端にスマホをいじっていた指も小休止し、心理戦が始まります。えっ、この人譲った方がいいのか。でも、年寄り扱いしてるようなもんだし、気を悪くされやしないかしら。かといって、「いえいえ」「どうぞどうぞ」の無限ループに入るのはなんとしても避けたい。そうこうしていると、周りの視線もだんだん気になってきます。目の前の優先席に座るサラリーマンの視線が「若者のくせになんで譲らないの」と語っているようです。いやいや、せいぜいアラフォーなんだから、あんたも同じ優先席植民だよ。ここまでくると僕の場合は、あなたには元気でいてほしいからトレーニングのために立っててね、なんて身勝手な開き直りを始めます。そんなこんなで目的地に到着しちゃうわけです。あぁ、優先席って疲れる。

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