ウルフオブウォールストリート
この世は金と権力だよ。居酒屋で酔ったサラリーマンがそんな愚痴をたれている。本当にその通りだと私も思う。だが、思うのは皆同じ。じゃあそれをどうやって手に入れるのか。
世の中結局金を持っているやつが強い。金さえあれば女すら手に入る。そんなことを知っていても、いざ大金を稼ごうと思って起業をしたり、悪に手を染めることは普通ならできないであろう。
だが、この物語の主人公ジョーダンはそれを平然とやってのける。本当に冗談みたいな話をジョーダンは現実に起こす。この男には口だけとは思えない力強さ、勢いがある。映画を見ていて思わず自分もこいつは本当にすごい男だと震えてしまった。全てにおいて豪快さが段違いなのだ。この人になら例え危険な橋を渡ることになったとしてもついていきたいと感じる男らしさがある。
しかし、やはり世の中うまいことできている。結局はこの物語もジョーダンの転落人生を描いた物語なのである。大金を手に入れたジョーダンも、もちろんその悪徳さから警察にマークされてしまう。だが最後まで足掻く、ここまで悪あがきをできる人もなかなかいない。しかし、その悪あがきもむなしく最後は逮捕されてしまう。
どんなにぶっ飛んだ映画の内容であっても結局最後は悪いことをして稼いでも一時のものでしかないんだよと、悪いお手本ということをしっかり明示をしてくれるのだ。
スポンサーリンク