美術展 フランク・ゲーリー
総合政策学部4年
学籍番号71004947
巽大郎
「I Have an Idea」
建築家フランク・ゲーリーはカナダのトロント出身で1948年にロサンゼルスに移住。1954年、南カリフォルニア大学にて建築学士を取得後、ハーバード大学デザイン大学院で都市計画を学ぶ。その後は建築家として50年に及ぶキャリアを積み、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地で公共および民間の建造物を手掛けている。
彼は建築のノーベル賞と言われるプリツカー賞をはじめ、ウルフ賞芸術部門(建築)、高松宮殿下記念世界文化賞、アメリカ国民芸術勲章、アメリカ建築家協会ゴールドメダル、英国王立建築家協会ゴールドメダルなど、建築界で最も重要な賞を多数受賞している建築界の重鎮。
自分はあまり展覧会や博物館になどに足を運ばない人間だ。しかし建築家の展覧会と聞いて逆に興味が湧き足を運んだ。自分には建築家という人種がとても身近にいることもあり、どんな設計図、建築模型や作品の展示がされているのかが気になっていた。しかし、実際に展示されているのはパリにあるルイ・ヴィトン財団(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)の建築模型が一つと彼の「idea」がどこで、どのようにして、どのような形で生まれるのかの「フランク・ゲーリーの人生展示」だった。彼の建築物は独創的で、構想段階の部分でもそれが見られる。ideaが浮かんだらすぐ形にするそして熟考しまたideaを形にする。形にするのも積み木や紙、布などで外装を即構成するなどここにも独創性が見られる。日本人にも同じ感性を持った建築家が居る、それが安藤忠雄だ。さらに偶然か必然か開催場所の美術館が安藤さんの作品であったのだが、似た者同士だからこそ起きた軌跡かもしれない。
新国立案…ゲーリー氏に頼むのはどうだろうか。