武井壮「スポーツが短期間で上達するコツ」編集企画

深夜番組枠から彗星のごとくテレビ界に姿を現し、今やバラエティー番組に引っ張りだこになった武井壮。元々は陸上競技の選手で、10種競技と呼ばれる種目の元日本チャンピオンである。10種競技とはその名の通り数ある陸上競技の中から短距離走、中距離走、長距離走、投擲、跳躍など異なるフィールドの運動を合計した種目で、優勝者はその総合的かつ高い身体能力からしばしば「キング・オブ・アスリート」と呼ばれる。そんな日本最高の運動能力者である武井壮はこのほど我々に運動が得意になるコツというものを伝授してくれた。過去に実績を残した彼だからこそ説得力のあるコツを彼の言葉とともに読者諸君にもお教えしたい。

武「スポーツには大事なコツがあって。それは練習をたくさんする前の段階から始めなきゃいけない。スポーツにおいて重要なのは自分の体を動かす技術を上げる、自分の思っていることそのままに体を動かせるようにする。心と体がちょっとズレたまま練習を続けるとどんどん悪い方に行ってしまう可能性もある。それでもその特定のスポーツだけにおいては上手になるけど、他のスポーツをやれっていっても下手な場合が多い。でも自分の体を意のままに操ることができれば後はうまい人のまねをすればうまくいっちゃう。

例えば目をつぶって腕を左右水平に伸ばすという簡単そうに聞こえることも出来ないアスリートが多い。少し上に上がってたりとか下がってたりとか。ピシッと水平に出来る人はなかなかいない。こういったのをどんな動きでも完璧に出来て初めて運動のうまい人になる。10 種競技をやっている僕もそうで反復練習なんてほとんどしたことがない。体を動かす練習をたくさんしたうえで競技場に行ってカッコいいな、と思った人の動きを真似る。

「ああやってるんだ」ではなく「ああやってやるんだ」を形にすることが大事だと考えてる。 」

どうだろうか。こうまともなことをサラッと言われてしまうとなんだか自分でも草野球の王者くらいにはなれるんじゃないか、とナメたことを思ってしまうから困る。この話を聞いた後の私も一人で鏡を見ながらイチロー選手の投球フォームだとか錦織選手の必殺技『エアー・ケイ』の真似を延々と深夜までやっていた。皆さんではもうオリンピックには遅いかもしれないが、ご自分のお子や親せきの中高生などに伝授してはいかがだろうか。

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