2017/12/22
2017秋, 茅場拓哉
ことばを生業にする噺家なのだから、文章を書かせて巧いのにも不思議はないのかもしれないが、それにしても鮮やかで流れるような文章である。 つつじ
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2017/12/15
2017秋, 茅場拓哉
カウリスマキは徹底して”社会の底”にいる人々を、排除される人々を描き続ける。『罪と罰』では食肉加工場で働きながら殺人を犯してしまう青年を、『
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2017/11/17
2017秋, 茅場拓哉
COMOLIは2011年に小森啓二郎が立ち上げたブランドである。 「全ての洋服の原型は欧米から生まれ、ある目的の為に作られた物である」という
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2017/11/10
2017秋, 茅場拓哉
カミュはこんなことを言っている。 「私は哲学者ではありません。私は理性もシステムも十分には信じてはいません。私はどうふるまうべきかを知ること
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2017/10/20
2017秋, 茅場拓哉
運慶は一般にリアリズムを日本の仏像界に持ち込んだとされている。 遣唐使廃止以降のポスト中国的土壌によって「日本的」で柔らかく穏和な印象の定朝
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2017/10/13
2017秋, 茅場拓哉
この小説は、普通に読めば「信頼できない語り手による自己欺瞞と無為の人生の話」ということになる。しかし、スティーブンスを信頼できない語り手だと
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2017/9/29
2017秋, 茅場拓哉
コメディは笑うためにありミステリは驚くためにある。だから驚けないミステリに価値はない、と言い切っても差し支えはないだろう。そのために叙述トリ
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2017/7/18
2017春, 茅場拓哉
ハゲ 他人を傷つけようとするのなら自分も傷つくリスクを負うべきであるというのは幼少のころから変わらない信念だ。悪意のあるなしに関わらず人は人
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